エディー氏が説く、大学での「勉強」の意義
Q3.日本の高校ラグビーや大学ラグビー界についての何か提言はありますか?
ラグビーと勉強もする。本当に大切なことだ
――ジョーンズHCも大学に進学しながら、ラグビーを続けていましたね。
ジョーンズ 私が、シドニー大学の学生だったとき、毎朝走りました。公園でボールを触って、そして大学に行きます。勉強します。誰に言われたわけでもありません。自分自身で考えたのです。ラグビーのために何をすべきかを自分で考えて学ぶのです。それが大学にいるときにできることです。ラグビーをして勉強もする。本当に大切なことです。
――高校を卒業して、すぐトップリーグに入ることは反対なのでしょうか?
ジョーンズ そうです。完全にプロで戦えるレベルにない選手たちがトップリーグにいきなり入れば、重いケガをする可能性も大きいです。そうなったら彼の残りの人生は一体どうなってしまうのでしょうか。若い頃からプロでプレーする下地のあるヨーロッパや南半球とは違って、日本の選手がそうするにはあまりにもリスクが高い。平均的な選手だったらまずは大学へ行く方が良いでしょう。
明日の質問は…〈Q4かつてサントリーを率いていたこともありますが、トップリーグの現状と理想形についてはどうお考えですか?〉です。
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